皆さんこんにちは、鹿児島の税理士の引地です。
今回は、最近読んだ本でおすすめ本がありましたのでご紹介したいと思います。
ご紹介したい本が、「自分を操る超集中力(著者:メンタリストDaigo)」です。
日ごろは、税務関係の本を読むことが多いのですが、たまには他の本も読んでみようということで、購入しましたがビンゴでした。
特に、私みたいに、フリーランスとして仕事をしているような方については、時間の使い方がうまくなかったり、思ったように集中できていなかったという経験があると思いますので、今回の本が参考になると思います。
その中でも、私が実際に取り組んで効果があったものを挙げたいと思います。
集中力を挙げるための実践的方法
アイビー・リー・メソッド
アイビー・リー・という経営コンサルタントが考案したToDoリストの一種になります。
そのメソッドというのが、
①紙に「明日やるべきこと」を6つ、メモする
②その6項目を重要だと思われる順に1,2,3,4,5,6と番号を振る
③翌日、このメモの順番に従って仕事を進める
④もし全部できなかったら、悔やむことなく忘れる
⑤その後、明日のための6つの項目を新しくメモする
⑥1~5を丁寧にくり返す
というメソッドになります。
僕は、仕事を始める前に、このリストを作ります。6つでは収まらないことがありますが、効果をすごく実感しています。
このメソッドで絶対に守るべきポイントは「1番が終わるまで、1番のことしかしないこと」これが重要です。
もし2番目のことができなかったとしても、「その日に一番大切だと思っていた仕事を済ませた」のですから気にしないことです。
僕の場合、途中で緊急なタスクが増えた場合には、2番なら2番´(ダッシュ)みたいな形で、順番を変えたりもしますが。
この方法の良いところは、そのことだけに集中ができて、他のことは忘れれるということがポイントだと思っています。
Daigoさんも、集中する、ということは、他のことをやらないこととも書いてあったのですが、本当にその通りだなと思います。
仕組みづくりをする
より多くのタスクをこなすために、集中力を節約するという発想も重要です。
本書の例示としてこういった記述があります。
「たとえば、自転車は一度乗れるようになると、誰もがほぼ無意識のまま漕ぎ出せるようになります。すると、脳の前頭葉ではなく、小脳が主に使われるようになるのです。つまり、自転車に乗る度に、「さあ、乗るぞ」と意気込み、「最初は右足から踏み出して」と動作に数注しなければいけませんが、無意識で漕ぎ出せるようになるとウィルパワーがほとんど消費されなくなるわけです。」
集中力の源は、前頭葉にあるようです。反復練習をすることによって、体で覚えて、小脳が代わりをはたすようになるので疲れにくくなるようです。
僕自身の取り組みとしては、マニュアル化に取り組んで、仕事を体で覚えるようにしています。マニュアル化しないと、その時々で集中力を使わないといけなくなりますから。
姿勢よく座る
集中力をつかさどる前頭葉のエネルギー源はブドウ糖と酸素です。それを脳に届ける役割を担っているのが「血液」です。
なので、姿勢の悪い状況で座り仕事をすると、胸のあたりが圧迫され、自然と呼吸が浅くなり、結果として血液の循環が滞り始めます。
そうなってくると、あくびが出たり、集中力が途切れる原因になりますので、深く呼吸ができるように姿勢よく座ることが重要です。
座るポイントとして、①頭は首の上にのせるイメージで②両膝をつける③おしりと腰を直角にする④足の裏を床につける、ということを意識するようにしましょう。
もはや、Daigoさんは立って仕事をするようです(スタンディングデスク等を活用)経ったら姿勢が良くなりますし、眠くならないですからね。今僕も立って記事を書いていますが、仕事のはかどり方が違うように思います。
それ以外何もない環境を作る
本書内である実験結果が説明されています。
「ある心理学者が、日給10万円の報酬と引き換えに、何もない部屋で何もしないという実験を行うため、被験者を募集しました。三食の食事は提供され、被験者は床に寝ていても、ぼーっと座っていても構わない。しかし、本など、外部から何かを持ち込むことは現金という条件でした。募集に対して、旅行資金をためるなどの目的を持った学生など、何人もが参加。ところが、1日居続けられた被験者はごく少数で、3日間持った被験者はゼロでした、リタイヤした被験者は全員、「なにもしないことに耐えられない」といい、体調を崩す人も出たそうです。」
ということで、人間何もしないことには耐えられない性質を持っているということですから、逆に言うと、集中したい対象以外、「なにもない場所」をつくることで自然と集中力は高まり、仕事がはかどるようになります。
強制的に時間を区切る
イギリスの歴史学者であるシリル・ノースコート・パーキンソンは1950年代に「パーキンソンの法則」として、こう指摘しています。
「仕事は、完了するために割り当てられた時間に応じて複雑なものへと膨れ上がっていく」
いやー名言ですね。
確かに、って思った方も多いかと思います。時間を区切って考えないと、時間は無限にある、という風に思いがちで、あれこれ考えるので、結果として集中力がそがれてしまいます。
ですので、時間を強制的に区切ることが大事です。
私の場合は、1時間仕事をして15分休憩するようにスケジューリングを立てています。たとえ、途中になったとしてもその時点で区切ることが重要です。時間をぶった切るからこそ、逆に効率があがるからです。
余談
いかがでしたでしょうか?
特にデスクワークの方にとっては、参考になるポイントがあったのではないかと思います。
僕もこの本、何回も読み直しているので、ぜひご一読ください!
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